本日3月9日は、滋賀県の高校一般試験が行われている日です。4月から中3になる現中学2年生は、ここから少しずつ受験を意識しなければならない時間が増えてきます。今回の記事では、試験本番を1年後に控えた中学生に向けて、現時点(1年前の春)で取り組んでおいてほしいことについて書きたいと思います。

目標を明確にする

部活動を引退し、本格的に受験勉強が始まるまでに、志望校は絶対に決めておきましょう。志望校を決めることで、受験の明確な目標ができ、志望校合格に向けて実テや模試で〇〇点を取る、そのために□□の単元を勉強するというように、細かい目標を立てることができるようになります。受験勉強が始まってから志望校について考えようとしても、勉強と並行しながらでは結構悩んでしまうものです。

とりあえず現時点の成績や実力テストの結果、将来やりたいことやなりたい職業から考えてみて、志望校という受験の目標を考えてみてください。後から変えるのは全然OKなので、あくまで現時点の目標が欲しいということです。

志望校を決める上で、今後の生活がどのようなものであるかというのも考慮してほしいです。いざ入ってみたら思っていたのと違った、という学生は後を絶ちません。志望校の考え方については、以下の記事もぜひご覧ください。

【高校受験編】失敗しない進路・志望校の決め方とは【滋賀の国語塾】 – 国語専門個別指導塾 LOGIQUE滋賀校 (shiga-kokugojuku.com)

足りていないところを把握する

学力面での、いわゆる「どこが分からないのか分からない」状態を抜け出し、理解しきれていない点や弱点を明確にしておいてほしいのです。そしてできれば、その弱点を克服できるような演習ができるとさらに良いと思います。特に英語・数学では、一口にテストで×が多いとしても、間違える理由は人それぞれです。

数学であれば公式を知らなかった・混同していたから間違えた人もいれば、計算ミスが多いために間違えが多い人もいます。単純に公式を知らなかったのでなく、問題文を読んだ時にその公式を使う問題であるということが分からなかった可能性もあります。他にも英語で教科書本文の日本語訳ができないのであれば、単語を知らないか、文法を知らないか、演習不足で区切る部分が分かっていないかなど、人それぞれ様々な理由が考えられます。

理科・社会では分野・単元ごとでも良いです。できるだけ細かく原因が分かれば、次に取り組むべきことが明確になります。

国語については少々特殊で、学校で習った文章や定期テストで解いた問題が実力テストや本番の試験に直接は生かされません。定期テストでは授業で読む教科書の内容の理解や、渡されたプリントの重要な箇所がそのまま出題されるなど、文章を全く知らない状態で臨む実テや試験とは異なります。実テや試験で求められる制限時間の中で文章を読む読解力のトレーニングとしては、学校の授業だけでは厳しいので、その助けになるように私は国語塾を始めたという経緯があります。もちろん、出題形式など定期テストが生かされる部分はあります。

国語では、漢字が苦手かどうかは把握しておいてほしいです。滋賀県の公立高校一般試験では必ず10問漢字の読み書きがあり、ほとんどすべて教科書レベルの問題です。

なぜ今の間にやっておいてほしいかというと、テスト前や試験前では間に合わないからです。テスト前に前提知識となる計算や文法から取り組んでいては、結果を出すことができません。そして点数が伸び悩んでいるといっても、上記のように原因は様々です。原因によってはすぐ高得点をとれるようになる可能性があります。

生徒自身だけで弱点を明確にすることは、なかなか難しいことだと思います。学校の先生や塾の先生、勉強が得意な人を頼ってでも解けない原因を把握しておいてほしいです。

受験勉強の準備を終える

上記の2点を実行できれば、受験勉強に向けての準備は万全といってよいと思います。いよいよ本格的に始まる受験勉強で何を取り組めばよいかが明確になり、ただ漠然と演習をするよりも効率の良いものになります。

以上、新中三が試験1年前の段階で取り組むべきことについてでした。

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